ホノルルのご自宅、住宅控除申請で大幅節税

あなたがホノルル郡、つまりオアフ島の一軒家またはコンドミニアムに主たる住居としてお住まいなら、住宅控除を申請する必要があります。これは固定資産税を大幅に節税できる優遇措置です。

申請期限の9月30日までに申請する必要があります。優遇措置は申請期限の9月の翌年7月1日から始まる翌年度から適応されます。

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1.) 優遇措置の対象者は?

ホノルルに物件を所有し主な住居として居住する意思があることが必要です。主な住居とされるのは一物件に限られます。

主な住居として居住していることを証明するためには以下のものが挙げられます。

  •    暦日で一年間に270日以上対象住所に居住している証拠
  •    対象住所が記載された有権者登録証
  •    対象住所が記載された州税または連邦税の所得税申告書

また、18才以上であること、合法的にホノルル郡の住民であることが必要です。

2.) いくら節税できる?

住宅控除を申請すると下記のいずれかの控除を受けられます。

  • A.) 一般住宅控除80,000ドル、または、
  • B.) 申請期限の9月30日に先立つ6月30日までに65才以上であれば120,000ドル

住宅控除の合計金額は評価額から控除され、純評価額のみが課税対象となります。

(評価額)-(住宅控除)=(純評価額)

例:主たる住居とする住宅の評価額が900,000ドルだとしましょう。あなたは今年の6月30日までに65才になり、申請期限である今年の9月30日までに申請手続きを行うとします。申請が効力を発する翌年の7月1日には純評価額である780,000ドル(900,000ドル-120,000ドル=780,000ドル)のみが課税対象となります。$1,000の評価額に対して$3.50の課税率で計算すると、住宅控除を差し引きする前と比べて$420の節税になります。

しかし、次の挙げる条件を満たす場合はさらなる節税が見込めます。

  • 物件の評価額が100万ドルまたはそれ以上である、または
  • 物件が「ホテル及びリゾート施設」に分類される区画に立地している 例:ホテルコンド

なぜならば、ホノルル郡には3種類の固定資産税率が存在するからです。

  ●  Residential(主の住居):評価額1,000ドルあたり3.50ドル-こちらが一軒家やコンドミニアムなどの住居に適応される一般の固定資産税率です。住居に対する固定資産税では全国で最も安い税率です。

●  居住施設「A」(評価額が100万ドル以上の物件):改訂:2017年7月1日導入
住宅控除申請をしていないオアフ島の一軒家またはコンドミニアムで評価額が100万ドルまでの物件は純課税対象額1,000ドルあたり4.50ドル(0.45%)
住宅控除申請をしていないオアフ島の一軒家またはコンドミニアムで評価額が100万ドルを超える物件は純課税対象額1,000ドルあたり9.00ドル(0.9%)

●  ホテル及びリゾート:評価額1,000ドルあたり12.90ドル-対象物件がトランプタワー、リッツカールトン、イリカイなどホテル&リゾートゾーンにある物件で物件の住居専用申請を行っていない場合、税率は一般税率に比べて2.5倍以上になります。

住宅控除の申請は、単に80,000ドルまたは120,000ドルの控除が受けられるだけでなく、純評価に対する税率を1,000ドル当たり3.50ドルの居住施設税率に下げることにもつながります。

ラグジュアリーホテルコンドの例:あなたが今年の6月30日までに65歳になり、トランプタワーに評価額200万ドルのホテルコンドを購入、主たる住居としてそのホテルコンドに住み、9月30日の申請期限までに申請するとします。申請が効力を発する翌年の7月1日には、評価額120,000ドルの控除により420ドルの節税となるほか、1,000ドルの評価額あたり12.90ドルの税率が3.50ドルに引き下げられます。住宅控除申請をした場合としなかった場合を比較してみましょう。

  • a.) 住宅控除申請をしない場合:
    総評価額200万ドル×(ホテルおよびリゾート施設税率12.90ドル/1,000ドル)=25,800ドル
  • b.) 住宅控除申請をしている場合:
    総評価額200万ドル-住宅控除120,000ドル=純評価額178万ドル×(一般税率3.50ドル/1,000ドルあたり)=6,230ドル

a.) とb.) を比較すると、年間19,570ドルの節税となります。

住宅控除の対象者であれば多額の節税が可能であることがお分かりいただけたと思います。ただし、申請は期日までに行わなければなりません。

改訂:2017年7月1日付で、税率を評価額1,000ドルあたり3.50ドルに引き下げる申請にあたり、あわせてホテルコンドの住居専用申請も必要になりました。

3.) 申請方法は?

申請用紙P-3のダウンロードはこちらをクリックしてください。9月30日の申請期限までに必ず申請しましょう。

申請用紙の左上に12桁のParcel ID numberを入力します。最初の#1(#1はオアフ島の番号)は省き、0はすべて入力します。すべての0を含め番頭#1を省き、末尾から数えると12桁になるはずです。この12桁の末尾に「-HEX」(Home Exemption-住宅控除の意)を付け加えます。

氏名、社会保障番号、生年月日を入力します。前述のとおり、65歳以上であれば120,000ドルの住宅控除対象者です。写真付きの身分証など年齢確認証を添付します。

対象物件を継続して所有し主たる住居として使用している場合は、申請は一度だけです。必要な年齢確認証を提出していれば、65歳に達した時点で税務署が自動的に120,000ドルの控除区分に切り替えてくれます。

物件住所を入力し、残りの空欄も入力します。「I’m a legal resident of:(私は以下の合法的な住人です)」の後にはCountryにUSA、StateにHawaii、CountyにHonolulu Countyと入力します。

Do you have a home exemption anywhere else?(他の物件で住宅控除を申請していますか?)  Yes / No.(はい/いいえ)の質問に関しては、前述のとおり住宅控除は主たる住居である一物件しか申請できないことを思い出してください。したがって、住宅申請は一軒分のみとなります。

申請書のコピーとご自身の住所が記載され切手が貼られた返信用封筒を同封します。申請書コピーはご自身の手元に残すものとしてもう一部とっておきましょう。申請書の記入方法や送付先などは申請書裏面に記載されています。

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