フランス、パリでの休暇で見えたホノルル不動産の長所

私(弊社プリンシパルブローカーのジョージ)は毎日の生活のなかで自らを新しい状況下に置くことで日々異なる角度から物事を見る機会に恵まれています。私は日ごろから「私の人生と私を取り巻く世界をより楽観するために、今日は何を学ぶことができるだろう」と自問しています。海外旅行に出かけ異国の建築、文化、ライフスタイルを体験することは新たなアイディアを生む絶好の機会です。

私の妻がフランスのパリが好きで、この夏休みに「ロマンスの街」パリを訪れました。

ここに旅を終えて私が感じることをご紹介します。

1.ホノルル不動産はお買得

私はどこへ行っても常に不動産価値が気になります。パリには不動産事務所が数多くあり、通りに面した1階の窓には物件情報が貼り出されています。

2017年の統計では、パリのコンドミニアムの価格は1平方メートルあたり6,500ユーロから12,000ユーロ、100平方メートル(1,076.39平方フィート)の広さのコンドミニアムを今日のレート1ユーロ1.14ドルで換算すると約75万ドルから138万ドルということになります。付け加えておくと、パリの多くのコンドミニアムにはエレベーターがありません。

パリ、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、チューリッヒ、香港、シンガポール、韓国、日本などと比較するとホノルルの不動産は手頃な価格です。

資本は国境を越えグローバルに動いています。不動産の裁定取引により、多くの資本がパラダイス都市ホノルルに流れ、ホノルルやハワイは比較的手ごろな場所とされています。もし世界中のどこに住んでも良いのならホノルルを検討するのも良いでしょう。

パリには美しい公園や印象的な建築物があり魅力的で大好きな街です。しかし、私は、完璧な気候と美しいビーチのあるホノルルの生活の質の高さを選びます。

ホノルルでは徒歩10分圏内にビーチがあるコンドミニアムが60万ドル以下で手に入ります。また、もしも上記の例のようなパリのコンドミニアム価格138万ドルのご予算があるならば、ホノルルでは美しいオーシャンビューを臨む数ある豪華なコンドミニアムからお選びいただけます。

2.ロケーションはサイズに勝る-物件の広さを諦めることになったとしてもロケーションは理想の場所を選びましょう。

模様替えをしたり家具を配置したりすることで小さなめのスペースでも満足できることがあります。

私たちはパリを満喫するため、パリにどっぷり浸かり、パリジャンと同じ生活を体験したいと考えました。そこでパリの中心部にある5階建ての古いアパートの最上階の部屋を借りることにしました。部屋は最近改装された、空間とエネルギー効率を最大限に活用した傑作です。

400平方フィート弱の部屋にすべてが収まっている広さでした。天井はアーチ型になっており、その設計を活かしたロフトにデスクと就寝スペース、斜めに取り付けられた天窓がありました。フレキシブルな設計で、リビング部分を就寝スペースにすることもできます。キッチンとバスルームは非常にコンパクトな造りでありながら驚くほど実用的なレイアウトでした。キッチンカウンターの下にはオシャレな扉があり、開くと小さな洗濯乾燥機が付いています。一般的なアメリカのものと比較すると非常に小さいモデルです。洗濯、乾燥を合わせると一晩かかりますが、衣類はしっかりと洗濯されますし乾燥もされていました。運転中はとても静かで、おそらく節水、節電しています。

ヨーロッパではガソリン価格が桁違いに高いため、一般的に省エネ、持続可能性、リサイクルへの取り組みが顕著な傾向にあります。フランスから学べることは数多くありました。

我々はパリでの散歩が満喫しました。また、パリの目まぐるしい交通人口の20%を占める416万人が日々利用する100年の歴史を持つパリのメトロにも乗りました。メトロ無くしてパリはパリとして存在しないと言えるほど無くてはならない交通手段です。パリをくまなく走るパリのメトロシステムは、バリアフリーが整っていないものの2016年には世界の公共交通機関で第一位に輝きました。

パリの街で車を運転し、駐車場を探すのは困難です。人口密度の高い都市が増えており、車を所有するデメリットはこれらの都市にも当てはまります。個人的には、自動運転システム搭載車が近年の都市圏交通事情をいかに方向付けるのか楽しみです。

3.1890年以降の建設なら古いとは言わない!

我々は何かと最新型の新品のものにそそられがちです。新築住宅もそのひとつ。しかし、私は豪華な新築のコンドミニアム購入を勧めているのではありません。確かに、新築コンドミニアムはラグジュアリーでスタイリッシュでありとあらゆる装飾が施されています。しかし、パリ、フローレンス、ベルリン、ニューヨークのような街は、正しく建てられ適切にメンテナンスされた建物であれば数百年にわたり存続できることを教えてくれます。

エレベーターや近代的機能が設置され、改築、改良された古代建築を数多く見てきました。歴史的建造物であっても再設計された機能的なコンドミニアムに生まれ変わることができます。建物が古いからと言ってがっかりする必要はありません。時代遅れな設計や装飾が単なる「改善可能な不備」なのかを見極めましょう。立地の悪さのせいにするのではなく、修繕が可能か検討しましょう。不利な立地は「改善不可能」であることを覚えておきましょう。パリであれ、ホノルルであれ、不動産業界において「ロケーションは築年数に勝る」です。

4.細かいことは気にしない

オーレーからパリに戻る電車が出発直前に運休になりましたが、そのうちに次の電車が来たので大したことではありませんでした。フランス語では「C’est la vie.」(人生そんなものだ)なんて言いますね。

パリジャンに囲まれた生活は、彼らが気ままに生活している様子を見せてくれました。出勤前のフランスパン、クロワッサン、コーヒーが彼らの一日を輝かせます。フランス人は常に街角の混み合ったカフェで談笑する時間の余裕があるように思えます。ここにも学ぶことがあります。

人生は短く、コントロール不能なことに悩んでいる暇はありません。

フランス語には「Prends du recul et profite de la vie. Ne te prends pas au serieux.」(気楽に構えて人生を楽しもう。気難しく考えすぎるな。)ということわざがあります。全く同感です。

まとめ

今回のパリへの旅行では、私たち家族がホノルルでの生活の中で実用的なものを好んでいることを再発見、再確認しました。

-理想的なロケーションを重視-

通勤にかかる時間、労力、お金を節約できる対価として、最適な立地にある住宅の追加代金を喜んで払います。

-ほぼ車なしでの生活-今のところ車を手放してはいませんが、以前に比べて車を利用する機会が減りました。都心部の生活は、もっと歩こうという気にさせてくれます。健康的ですし、ホノルル都心では車がなくても通勤する手段は多くあります。自転車シェアプログラムBIkiもサービスを開始し都会生活の新たな人気の交通手段となりました。

-生活に必要な充分な広さ-妻と9歳の娘は広さ1,112平方フィート、2ベッドルーム、2バスルームに76平方フィートのラナイが付いたコンドミニアムに暮らしています。スペースは十分ありこれ以上広い場所は必要ありません。何年も前にハワイカイにある2,000平方フィートの4ベッドルーム、3バスルームの一軒家を売却し、我々にふさわしいロケーションとふさわしい広さの家を選びました。後悔はありません。ホノルルでのコンドミニアム生活には特権があります。コンドミニアムには素晴らしいプールがあり、通りの向こうにはビーチがあります。

コンドミニアムには鍵がかかりますし、庭に水やりの心配などせずに旅行に出かけられます。

我々は、生活の素晴らしさを信じ、その晴らしさを満喫しています。だからこそさらに生活が素晴らしく感じられます。

いつもの如く、長旅の後はやはりホノルルの自宅が一番です。

 

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