リアルター善管注意義務(Fiduciary Duty)

アメリカでは、リアルターがクライアントに対して担う6つの善管注意義務(Fiduciary Duty)があることをご存知でしょうか?

不動産を売買する際、売主や買主のリアルター(不動産エージェント)は、信頼関係維持のために6つの善管注意義務をクライアントに負っている。これら6つの義務にある頭字語が、覚えるのを助けてくれる:”OLD CAR (オールド・カー)”の6つの義務の最初の文字を述べている。あなたのリアルターに期待するべきこれらの6つの善管注意義務(Fiduciary Duty)は:

1.) O (Obedience) – 従順  – エージェントは迅速に法律に従ってクライアントのリクエストに応じる。エージェントは、公表されている法、公正なハウジング法、そして他にも全て、全法で遵守する必要がある。

2.) L (Loyalty) –忠実 – エージェントはいつでも、エージェント自身の興味も捨て、クライアントの興味を一番重視して対応する必要がある。これは一番の基本で、エージェントはいつもクライアントにとって何が一番かという行動をしなければならない。

3.) D (Disclosure) –公表 – エージェントは、クライアントに関係のあることはどんなことでも知らせ、クライアントをもっともいい状態にするために、低価格と買い時のベストな期間、またもっとも高値と売り時のベストなタイミングを知らせなければならない。クライアントにとってベストな取引であれば何でも手伝う。

4.) C (Confidentiality) –守秘義務 – エージェントは、クライアントの機密情報、クライアントの交渉状況を弱めるような事柄についての秘密を守る義務がある。

5.) A (Accounting) –経理 – エージェントはクライアントがエージェントに依頼した事項、例えば、かかる代金、物件、全書類とレポート、またすべてのコミュニケーションの記録も含めて正確な記録を保持しなければならない。

6.) R (Reasonable Care and Diligence) – 穏当なケアと勤勉さ – エージェントは自分のプロフェッショナルな技術、知識、そして見解を活用して、クライアントにとってベストで優れた方法でサポートする義務がある。また、エージェントは可能な限り危険信号を察知し、真相を調査・発見したり、必要に応じて信頼できる資格のある専門家たち(例えば、インスペクター、建築家、構造エンジニア、土壌エンジニア、弁護士、会計士、電気工、配管工、屋根職人、など)を探し出し、クライアントへ紹介する必要がある。

英語で”OLD CAR (オールド・カー)”を覚えておきましょう…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です