ホノルルのオーシャンビュー地区

弊社が受けるホノルルの住宅に関するお問い合わせのうち81%がオーシャンビューをご希望されます。海を見るということは何かとても特別なことなのです。

人々が海の景色を求める理由は、原始時代の我々の脳の進化もしくは生まれる前の羊水の中に浮いていたころに記憶にさかのぼるのでしょうか。または、穏やかな青色と水平線の景色が相まって人の意識を刺激し時間を忘れさせてくれるのでしょうか。お客様からは、他のどの場所よりもハワイの海はより青く輝いているように見えるからハワイ滞在を選んでいる、というお声も伺います。もしかすると、青く輝く海はハワイの晴れ渡る青い空を反射しているのでしょうか。

それらの答えは誰にもわかりません。が、人は皆海の景色を求め、オーシャンビューの恩恵にあずかっています。

夢のマイホームへのお手伝いをするにあたり、ここでは下記のふたつのカテゴリーに区別しておきます。

  •         ホノルルオーシャンフロント住宅-海のすぐそばの物件をご希望の方向けです。オーシャンフロント住宅をご希望の方はホノルルオーシャンフロント&ビーチフロント住宅400+選をご覧ください。
  •         ホノルルオーシャンビュー住宅-海が見える物件をご希望の方向けです。多くの場合、高台からのオーシャンビューをお楽しみいただける物件で、海の近くでない物件もあります。

オーシャンビュー住宅は、比較的低価格であることから多くのバイヤーの関心を集める傾向にあります。またオーシャンフロント住宅よりオーシャンビュー住宅のほうが相対的に多く存在します。

それではホノルルのオーシャンビュー地区をご紹介しましょう。

ハワイロアリッジ

ハワイロアリッジは紛れもなくホノルルで最もラグジュアリーなオーシャンビュー高台住宅地です。1980年代に開発が始まり、現在は約500軒の住宅が建ちダイアモンドヘッドからココヘッドに広がる素晴らしいオーシャンビューを望むことができます。

各物件には、近隣住宅の増築などにより眺望を阻害することがないように眺望権を記した譲渡証書が付いており、オーシャンビューが保護されています。

ハワイロアには地区の入り口に24時間体制で守衛が常駐するゲートがあり、地区内の巡回警備も行われています。

丘の麓にある入り口ゲートから高級感があふれ、地区の最高値まで約300メートル上っていく間にはラグジュアリーな雰囲気の町並みと様々なスタイルの豪華な注文住宅を見ることができます。

2016年3月に340万ドルで購入された541 Moaniala Stの物件はハワイロアリッジの典型的な住宅です。ハワイロアリッジの物件の多くは200万ドルから1000万ドルで取引されます。

リッジ(尾根)の西側に位置し地区内にさらに設けられた「ザ・ポイント」と呼ばれるプライベートゲートを抜けたところにあるMoaniala St(モアニアラストリート)やKahiau Lp(カヒアウループ)から、またリッジの東側のMaono Lp(マオノループ)やKaulana Pl(カウラナプレイス)からは極めて良い眺望が見られます。

物件を選ぶ際には北東から吹く貿易風も考慮するとよいでしょう。

地区内にはプライベートクラブハウスやテニスコートも備えています。

ワイアラエイキ

ワイアラエイキはいうなればホノルルの元祖オーシャンビュー高級住宅街です。

開発が始まったのは1960年代で、1980年代に開発された標高約250メートルにある地区内唯一のゲイティットコミュニティー(周囲をゲートとフェンスで囲った住宅地)ワイアラエイキ五区を最終開発とし約600軒の住宅があります。

ワイアラエイキは有名なワイアラエゴルフコースの山手に位置しており、青々とした芝のゴルフコースとその先に広がる広大なオーシャンビューが相まってさらに気持ちの良い景色が見られます。

ワイアラエイキには上品で控えめな印象の物件が多く、ハワイロアの物件と比べて気取らない雰囲気の住宅が見られます。ワイアラエイキの物件は100万ドルから300万ドルで取引されます。

ワイアラエイキ五区の高地エリアは例外的に区画が広く1エイカーを超える物件が10数軒あります。ここの住人はプライバシーが確保され高地特有の涼しい気候を満喫できます。

西側のKamole St(カモレストリート)沿いや東側のLaamia St(ラアミアストリート)沿いなどの低地にある物件からは、海に近いことからよりドラマティックなオーシャンビューを楽しむことができるでしょう。

ワイアラエイキのほとんどの物件は眺望権が保護されています。周辺の老朽化した物件が改築や増築を行う際に重要になっていきます。

緩やかな傾斜のあるこの地区には複数の公園が整備され、開放感と自然あふれる心地よい雰囲気を与えてくれます。

地区の低地エリアでは、会費を支払い任意で加入する協会があり巡回警備を行ってくれます。地区の入り口は24時間体制の守衛がおり、地区内ではプライベートクラブハウスやテニスコートが利用できます。

カハラクア

カハラクアはホノルルで最も新しいオーシャンビュー住宅地です。1995年に分譲が始まり、多くの住宅は1996年から1998年に建てられました。2005年までにはほとんどの住宅が完成しています。今日(2017年現在)オーシャンビューを望む空き地は1区画しか残っていません。

カハラクアはワイアラエイキの西にあるPoola Dr(ポオラドライブ)の上にあります。地区の入り口にあるゲート地点の標高が約210メートルで急坂の多い地区です。全110軒に眺望があり、勾配のある地形に約900~1500平方メートルの敷地面積を持つ区画が並びます。Kahalakua St(カハラクアストリート)の最高地は隣接するワイアラエイキ五区のHikino St(ヒキノストリート)と同じ標高です。地区入り口の防犯ゲートと私道以外にはクラブハウスやテニスコートなどの施設はありません。

カハラクアの住宅は100万ドル半ばから300万ドルで取引されます。

ワイアラエヌイリッジ

ワイアレアヌイは有名な建築家ウラジミール・オッシポフの着想、設計により1950年代後半に開発され、オーシャンビューを特徴とする多くの住宅が建設されました。ワイアラエゴルフコースの向かいから標高約400メートルの最高地点まで急坂のHalekoa Dr(ハレコアドライブ)が伸びています。ハレコアドライブの最高地点付近はオアフ島で最も標高の高いところからの景色を望める住宅地です。ワイアラエヌイリッジの物件は90万ドルから250万ドルで取引されます。

ワイアラエヌイはホノルルで最もドラマティックなオーシャンビューを望める住宅地です。勾配のある地形から、眼下のワイアラエゴルフコースやダイヤモンドヘッドクレーターが目と鼻の先のように近くに感じます。ワイアラエヌイリッジは以下にまとめる3地区からなっています。

a)ハレコアドライブ1430番地からハレコアプレイスがある1600番地のまでの低地で比較的古い地区。電気、ケーブル、電話の電線が地上にあります。物件も少々古めです。

b)ハレコアプレイスから上の地区。ここを超えると電線は地中に埋められていますが、ガス管のみハレコアドライブ1800番地まで地上に出ています。

c)ワイアラエヌイリッジの最高地アハマカウェイのプライベートゲートの奥のにある地区。1300~1500平方メートルの区画に300万ドルクラスの高級住宅がわずか4軒あります。これらの高級注文住宅からは素晴らしい景色を望むことができ、デザイン面、防犯面でも特に優れています。

さらに、ワイアラエヌイリッジの西の麓にあるタウンハウス(集合住宅)が並ぶ地区も要注目でこちらもゲートで仕切られています。人気の二地区カハラパシフィカ動画参照)とカハラビューエステイト動画参照)からは素晴らしい景色を望むことができ、プライバシーが確保され、地区の専用プール、フリーウェイへのアクセスなど便利です。

ウィルヘルミナライズ&マウナラニハイツ

ウィルヘルミナライズは500軒の比較的古い住宅が急坂に並ぶ地区です。地区の低地にある最も古い住宅には築100年になる物件もあります。ウィルヘルミナライズの物件は80万ドルから130万ドルの間で取引され、敷地面積は約280~930平方メートルです。地区の真ん中に通る道は、ウィルヘルミナライズの名の通り高台に向かって真っ直ぐに坂が伸びています。急坂に建ち並ぶ住宅とその立地からダイヤモンドヘッドを望む眺めは絶景です。

さらにこの地区の丘陵斜面の約三分の一を占めるマウナラニハイツと呼ばれるエリアにはさらに350軒の比較的古い住宅が並んでいます。460~1400平方メートルの敷地に見事な住宅が並びます。マウナラニハイツの住宅は80万ドルから250万ドルで取引されています。

1991年代に開発されたウィルヘルミナライズ内にある下記の二地区は要注目です。

a)Maunalanikai Pl(マウナラニカイプレイス):丘の中腹の斜面にありイウィウェイから奥に入ったところにあるわずか10数軒が並ぶ地区です。

b)Nohono Kahala(ノホノカハラ)(動画参照):丘の麓の平地にあり、しっくいと瓦屋根の住宅が並ぶ知地区です。

セントルイスハイツ

セントルイスハイツは1927年には開発が始まりました。370~930平方メートルの敷地に比較的古い600軒が並ぶ丘陵地です。Kaminaka Dr(カミナカドライブ)沿いでは低い土地でも下りになっているところからは素晴らオーシャンビューを望むことができ、景色を求めて高台に上る必要はありません。

他のオーシャンビュー地区に比べてワイキキへのアクセス時間が短いのがメリットです。セントルイスハイツの住宅は80万ドルから120万ドルで取引されます。

マキキハイツ&タンタラス

マキキハイツはパンチボウルからマノアの間に位置するみずみずしい緑が広がるエリアで比較的古い住宅が並んでいます。豊かな熱帯植物が生い茂る奥にはカマアイナ(ハワイ土着の人々)の大きく古い家々を見ることができます。マキキハイツの特徴は、ダウンタウンから近いうえに素晴らしいオーシャンビュー及びシティビューを備えプライバシーやセキュリティーも保証されていることです。

敷地面積は470~4000平方メートル以上の区画もあります。マキキハイツの住宅は90万ドルから800万ドルで取引されます。

タンタラスはマキキハイツの真上に位置し熱帯雨林地区です。森林の奥深くにある住宅は上下水道の設備がなく、貯水システムを利用して雨水を集水しています。山中のジャングルに時折訪れる霧や山の涼しい気候を求める究極の自然愛好家におススメの場所です。プライバシーやセキュリティー、オーシャンビューも確保されています。山の中の隠れ家的雰囲気の住宅や家族向け住宅、気取らない雰囲気のログハウスなどが混在する地区です。タンタラスの住宅の敷地は840~8000平方メートル以上もあるジャングルの中の物件までさまざまで、評価価格は80万ドルから300万ドルです。

パシフィックハイツ

パシフィックハイツはホノルルのダウンタウンのすぐ上に位置する約300軒の住宅が建つ地区です。物件の中には築100年の住宅もあります。ここではホノルルで最も影響力のある有力者達がかつて住んでいた住宅を見ることができます。他のオーシャンビュー地区と比べてホノルルのダウンタウンにあるビジネス街へのアクセスが最も便利です。パシフィックハイツの住宅の敷地面積は460~1900平方メートルで、70万ドルから200万ドルで売買されます。

ブラックポイント&ダイヤモンドヘッド

ブラックポイント、ダイヤモンドヘッドともにオーシャンフロント地区ですが、ここではオーシャンビュー地区として紹介します。傾斜のある地形と高台にあるという地理条件により海に直接面していない住宅でも素晴らしオーシャンビューを満喫することができます。この両地区に関してはホノルルのオーシャンフロント地区を紹介する弊社のホノルルオーシャンフロント&ビーチフロント住宅400+選で詳しく紹介しています。

ブラックポイント地区及びダイヤモンドヘッド地区はホノルルで最も高額住宅が集まる地区です。ブラックポイントの敷地面積は460~2000平方メートルでわずか約750軒しかありません。ブラックポイントの住宅価格は200万ドルから1000万ドルです。

ダイヤモンドヘッド地区には約650軒の住宅があります。敷地面積は330~4000平方メートル以上とさまざまです。ダイヤモンドヘッドの住宅は200万ドルから1500万ドルで取引されます。

ハワイカイ

東ホノルルのなかでも最も東側にあるハワイカイは下記の4つの区分に分けられます。ポートロック、ココカイ、トライアングル地区(動画参照)、ナパリハヴェオ地区動画参照)、カメハメリッジ地区動画参照)、マリナーズリッジ地区動画参照)。

ハワイカイオーシャンビュー地区に関してはハワイカイオーシャンビュー地区の住宅で詳しく紹介しています。

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